息づかいといっても
ハァハァ
といった類のものではなく、今回は管楽器のブレスについて。
はっきりとは覚えていないけど、以前読んだマイルス自伝で、マイルスが
「演奏の8~9割はブレスで決まる」
というようなことを言っていた。
その当時は、ふ~んって感じだったんだけど、最近会社の帰りが早いことが多く、じっくり練習する時間が取れるので、家で楽器の基礎錬などしてみたおかげで、その意味が少しだけわかってきた。
練習では、できるだけ丁寧に、自分の吹き方に神経を使って吹く。
ロングトーン、タンギング、リップスラー。
普段落ち着いて練習する機会があまりなかったので、自分の下手さが嫌なほどわかるんだけど、特に感じたのが、ブレスについて。
ほとんど息を吸っていない。
心肺機能使用率30%程度。
中高生の頃は、いかに短時間でお腹一杯に息を吸えるか挑戦していたというのに、、、
確かに考えてみると、今やってるニューオリンズジャズっていう音楽は、リズム重視だったり、間を重視しがちなところがあって、長いフレーズを吹いたりすることって少ない。特にトロンボーンに関しては。
そうなると、当然休符が多くなるので、息継ぎのタイミングがあらゆるところにあるように感じてしまい、必要なところで必要なだけ吸って吹けばいいという錯覚に陥る。そんなことを繰り返していたおかげで、ほとんど息を吸わないという癖が体に染み付いてしまった。はっきり言って腐ってる。
充分に息を吸って楽器を鳴らすのと、適当に息を吸って楽器を鳴らすのとでは、全然吹いてる感じが違ってくる。音の安定感、音色、柔軟性、音のタイミング、どれをとっても充分息を吸ったほうがいい感じ。そして、息を吸うときはやっぱり腹式呼吸。お腹に息を溜めるイメージで吸わないとあまり効果がない。
そりゃそうだ。管楽器って息で音鳴らす楽器だし。重要視しないほうがオカシイ。
反省orz
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